富士山登山鉄道について(令和5年12月)

【富士山登山鉄道】
県民が納得いく保全対策を!!

  今、日本の宝であり、世界の宝でもある「世界文化遺産富士山」が存続の危機に直面しています。イコモスから下記の課題解決を求められているからです。
 ①来訪者のコントロール
 ②ゴミや排ガス等の環境負荷低減
 ③富士山の神聖さを保つ景観形成
 この解決策として、県はいきなり「富士山登山鉄道(LRT)」を打ち出してきましたが、余りに一方的である為、多くの県民から疑問の声が噴出しています。こうした世論に対し知事は「色々な意見は大歓迎であり、広く意見を聞き議論を深めたい。LRTありき~ではない」と明言しました。我が会派は過日知事と面談し、以下の4項目を強く要望してきました。
 ①電気バスなど様々な移動手段を含めた「比較評価表」を公表する事。
 ②27市町村への説明を早急に実施する事。
 ③「P2Gシステム」を、移動体エンジンとして検討する事。
 ④固定観念に陥りやすい「登山鉄道」という名称を再考する事。
 世界文化遺産は、人類共通の普遍的価値を有する文化・自然遺産であり、将来に向け継承していかなければならない唯一無二の宝であります。我が会派は、「持続可能な富士山保全システム」構築に向け、これからもしっかりと審議を続けていきます。

2023(令和5)年12月 未来やまなし県議会レポート第7号掲載